鳳龍弐号について

九州工業大学100周年記念衛星として製作された鳳龍一号の基本的なシステムを引き継ぎ、さらにパワーアップさせた衛星が「鳳龍弐号」です。また、弐号はJAXA(宇宙航空研究開発機構)のH2Aロケットに相乗りして2012年度の5月に打ち上げられました!

相乗りに関するプロジェクトの声明文はこちらです。

壱号に搭載を予定しておりました皆さまからのメッセージにつきましては、こちらの弐号に乗せて打ち上げています。

鳳龍弐号 打ち上げ成功!!

打ち上げ日時

2012/05/18 午前1時39分~午前1時42分

「高電圧技術実証衛星「鳳龍弐号」の打ち上げ結果とその後の状況について」のご報告

世界初300V発電達成!

2012/07/08に350Vの発電に成功しました!

鳳龍弐号の運用、TLEやHP更新情報の情報についてはFacebookTwitterブログで発信を行っています。

2014年6月12日より故障中

現在、今回の復活・故障の解析を進めています。また、復活を待ち望みながら毎日の運用を続けています。

今後、鳳龍弐号のデータを取得できましたら、鳳龍プロジェクトまでご連絡をお願い致します。

鳳龍弐号外観写真

鳳龍弐号写真1

鳳龍弐号写真2

大きさ:29.6cm×32.0cm×35.0cm

開発目的

  1. 九州工業大学の正規課程の大学院教育プログラムとしての実施
  2. システム工学に沿った1からのシステムの開発や、学生によるプロジェクト管理を行う事で、将来のプロジェクトリーダーを育成するプログラム

  3. 鳳龍一号で開発してきたバス機器の実証
  4. 世界初の300V発電
  5. 中・大型衛星では他のミッション機器に多大な影響を与える可能性があるが、小型衛星ではそのリスクが小さく大型衛星ではなかなか出来ない実験を行う事ができる

  6. 地域貢献、衛星データ利用のために人材育成プロクラム
  7. 宇宙クラブ(小中学生向けの宇宙利用講座)

    画像処理講座入門(高~社会人向け)

    宇宙ベンチャー創生塾(高~社会人向け)

Success Level

Full Success達成!

Minimum Success

☆システム工学教育プログラムの一環としてプログラム運用

☆2011年冬季のH2A相乗りまでに検証済みの衛星の完成

Full Success

☆衛星バス技術の軌道上動作実証

☆低軌道で放電することなく300Vで安定して発電する

Advanced Success

☆全ミッションの成功

☆カメラ撮影画像を利用した地域貢献と人材育成プログラムの実施